BMS基板のご紹介

2023年08月29日

ODSコラムの初投稿の内容として、ODS製品のご紹介をいたします。

製品は、リチウムイオンバッテリー(リン酸鉄含む)向けのBMS回路基板 (https://www.ods-web.co.jp/products/ods-bms) です。本稿の内容は製品ページと重複する部分もありますが、何卒ご容赦ください。

本製品は充電基板、BMS基板のリファレンスモデルという位置づけであり、以下の特徴があります。

主要IC : マイコン、充電IC、残量計IC
主な機能 : 充電、+5V出力、電池電圧出力、残量管理（UARTからデータ取得可能）
外付け残量計機能（一般的には残量計は電池パック組み込み型が多いです）

基本設定（電池定格電圧、容量や充電電圧、電流など）は、社内試験用に入手したリン酸鉄リチウムイオン電池パック（4S2P、12.8V/12Ah）をターゲットとしています。

デフォルト状態での仕様

充電方法	CC-CV
充電電圧	13.9V（カスタム可能。6.9V～16.4V）
充電電流	3A（カスタム可能。1A~5A）
充電停止電流	100mA（カスタム可能。約50mA～約300mA）
充電時間上限	6.5時間（カスタム可能。5～10時間）
プリ充電電圧	10V（カスタム可能。6.9V～16.4V）
プリ充電電流	500mA（カスタム可能。約80mA～約500mA）
再充電検知電圧	12.8V（カスタム可能。6.4V～15.2V）

外付け残量計機能が本基板の最も大きな特徴となっています。電池パックに残量測定機能を後付けすることができます。外付け対応の残量計IC を採用し、マイコンで制御、データ取得し、UARTで外部出力しております。UART-USB変換アダプタをご用意いただき、PCなどで読み取りすることが可能となっております。出力されるデータは以下のとおりです。